退職を考える時に確認したい4つのポイント。我慢をする必要はありません

今この記事を読まれている人は、仕事を辞めたい、転職したいと思っている方が多いかと思います。

では、どういう理由で退職を考えていますか?つい最近人間関係のトラブルがあった、あるいは適正に評価されていない、もしくは会社の将来性がない、等様々ある事と思いますが、目の前の嫌なことで発作的に退職しようと思っていませんか。

辞めることは自由ですし、今の会社に気兼ねすることは一切ありません。もし辞めることをある程度心に決めているのであれば、少し俯瞰した感覚で自分をみて現在の会社の中の自分の立ち位置とこれから先の自分のイメージをしてみるといいと思います。

退職したい理由は明確ですか?

具体的に何が嫌なのか即答できますか?その理由はこれから先取り除ける可能性があるのかどうか考えてみてください。

どうにもならない人間関係で相手がすぐに異動もしない、あるいは異動しても関わることになるのか。人間関係の不和は心の健康を脅かす非常に大きい要因になるので無理する必要はないです。

雇用形態が不安定であったり、給与が安くて将来的にも昇給の見込みが少ない、など5年先、10年先を計算してみて充実した生活が送れない、日々を生き抜くだけの生活しか浮かんでこないようであればこれも難しいです。

ただし、もし一時の感情で退職する方向で気持ちが盛り上がってしまっているのであれば、辞める気持ちは持ったまま、しばらくの間働いてみてはいかがでしょうか。意外にどうでもよくなってしまうこともあると思います。

私はだいぶ以前ですが、当時の会社で退職を申し出たのですが、申し出から4か月くらい引き延ばされて、仕方なくそこまでという気持ちで働いていましたが、その期限が近づいた時に再度確認されてその時は退職を一旦やめました。

今思うとその時の選択が正しいかどうかは分かりませんが、辞めると決めたら気が楽になります。事実、退職を申し出てからの数か月は「もうすぐやめる会社」でしかなかったので、会社に心を縛られる必要もなくなりました。その心構えで日々を生きられれば悩みはなくならなくても少し和らぐと思います。

退職を視野に入れるべき4つのポイント

通勤時間が長い

一昔前と違い、満員電車に揺られなくても仕事は出来るものも多くあります。往復で2時間かかる会社に勤めた場合、年間240日通勤する計算だと、時間換算で1年間で480時間も満員電車に無駄に乗っていることになります。実に20日分の時間が浪費されます。20年働いたら400日ですから、1年以上を満員電車で過ごす計算です。

もし対面での活動が主な業種であれば、通勤時間は短縮できるように近距離エリアに引っ越す方がいいと思います。

テレワークやフレックスの制度がない

昨今、新型コロナ感染症拡大防止もあり、テレワークを推奨されていますが、そもそも自分の会社にテレワークの規定はありますか?テレワークが出来る業種なのに、その規定が設けられていない会社であれば、今後どうするつもりなのか確認すべきですし、通勤の無意味な時間浪費との兼ね合いもありますので、年をとっても続けていく価値があるかどうか考えたほうが良いと思います。

これからの時代に新型コロナのような感染症や近年多くなっている自然災害に備えたリスクマネージメントがあるかどうかは自分の身を守る観点からもきちんと確認すべき事柄です。

テレワークについてはこちらの記事でも書いていますので参考にご覧いただければと思います。

スキルアップが図れない

色々な動機で今の職場で働いていることと思います。業種は希望通りでも職種は希望とは違うまま働いている場合もあれば、逆に業種は畑違いでも、職種はやりたいことという人もいると思います。

もし、転職を考えているのであれば、その点は曖昧にしない方がいいと思います。選択肢は多く持っていた方がいいと思いますが、希望の業種でも、畑違いの営業職になっていいのか?など最低限は次のイメージを持つ必要があると思います。

今勤めている会社で何を身につけたでしょうか?具体的な資格、その業界の深い知識、所属部署での経験値、そういったものが、外の世界で役立つかどうか。

そもそもそういうものを身につける機会がその会社にはありますか?この先もスキルアップできる見込みがあるかどうかは非常に重要で、ただ長く働いてしまうと、中々辞めるに辞められなくなってしまいます。

尊敬できる人がいない

長く働いていく中で、結局人間関係は大きく影響してくる部分だと思いますが、日々働いている中で、尊敬できる人は一人でもいますか?仕事上だけでなく、生き方や考え方で、その人の話を聞きたいと思うような人はいますでしょうか。

上司がそうであれば、きっと仕事もしやすいでしょうし、仕事を辞めたいと思う要因は減るのではないかと思いますが、上司でなくても先輩や同僚でもいいのですが、関心が持てる人がいるかどうかは人生を送る上で私は重要だと思います。

それがないということであれば、ほんとに生活費を稼ぐだけの作業ですので、組織の中で働く必要があるのかどうか疑問に思います。

全部あてはまってしまったらその会社にいる意味はないかもしれません。

退職の意思表示は慎重かつ自分の都合で

今退職を考えている人も、まだ迷っていてそれは心の中で考えているだけだと思いますが、もし4つのポイントを通して将来が見えてこないようであれば、仮に「3年後に退職する」と勝手に心に決めて今を過ごしてみてはいかがでしょうか。

経験上、辞めると心で決めて働くと、どうでもいいことがたくさん出てきて、会社に追いつめられることもなくなりますし、あってもどうせやめる会社だと思えば、細かいことは気にしなくなると思います。

退職しようとして考えた時に、感情的に退職届を出してしまうのは会社の思うつぼです。辞めるべきタイミングの選択権は自分にありますので、自分中心に考えてみてください。

最新情報をチェックしよう!