人事異動を言い渡されたら確認すべきポイント。該当したら転職しましょう

サラリーマンだと、多かれ少なかれ人事異動は経験すると思います。慣れて居心地が良かった部署だったりすると、少なからず動揺したり何故?と思ったりもすると思います。

異動はその会社の中でのキャリアを形成するため、色々な経験をするため、重要な事と言われますが、本当にそうなのか、そうとは思えないこともあると思います。

異動を通して本当にその会社に残っていていいのか確認すべきポイントを整理して考えてみたいと思います。

私も7回程異動経験がありますが、振り返ってみてそのうち4回は意味がなかったと思っています。と言いつつ同じ会社に残っていますが、残ったことを後悔しているので、もし同じことが該当するのであれば改めて将来を考えるべきです。

異動の理由を納得いくまで確認

組織なので異動の発令に対して盾を突いても意味はないです。それが嫌なら、そもそもサラリーマンは早く辞めたほうがいいです。通常であれば、人事などに呼ばれて辞令を受けると思いますが、その時に異動に関する説明があるはずですが、その説明が適当であったりすることも少なくありません。

自分自身のキャリアプランと一致した異動かどうか、そうでない場合でも新しい部署で身につけさせたいものがあるからなのか、自分自身の考えが狭いから外を見させたいのか、など自分の将来を考えていると思えるものかどうかがその場面で出てくるかどうか見極めてみてください。

そういう言葉が何も出てこないのであれば、今後長くいてもただ年齢を重ねて潰しのきかない中年になってしまいますので自衛の意味でも確認が重要なポイントです。

異動先で何が身につけられるか?

将来に渡ってその会社に勤めるつもりでしょうか?もしそうなら、従順に流れに身を任せていてもいいです。しかし未来は誰にも自分にも分らないものです。会社はその時その時の都合で人事異動を行います。必ずしも自分のためだなんて思わないで、異動先でどんなスキルが身につけられるか冷静に見極めてください。

何のスキルも身につかない部署はいくらでもあります。もしそんな部署に行って、しばらく異動がなかったらどうしますか?その時間は全て無駄です。

異動の理由がこんな理由だったら要注意

消去法で選ばれたケース

4回の異動が意味がなかったと書きましたが、そのうち2度はこの理由でした。これは、異動先の上司に最初に言われたのですが、「欲しい社員が別にいたが、候補者は皆取れなかったから、君になった」こう言われて、モチベーションが上がる人いますかね?

そう言われた上司の更に上の上司に、当時退職を申し出ました。その上司はもう退職しましたが、慰留されその時は留まりました。まともな人だったのでその後つかず離れず引き上げてくれましたが、そういう上司がいなければ疾うの昔に退職していたと思います。

別記事でも書きましたが、尊敬できる上司が一人も見つからなければ、早々に見切りをつける一つのポイントになります。スキルだけではく、人としての成長機会を失うからです。

退職を考えることがあれば、こちらの記事も参考にしてください。

提案したもの損のケース

業務上、連携しないといけない部署があったのですが、どうしようもなく足を引っ張られていて、他部署のことながら改善案を上層部にあげていたら、「じゃあ君がやれ」という言ったもの勝ちならぬ言ったもの負けみたいな異動の経験があります。

異動先の問題点はきちんと解消させましたが、私の異動で余所へ異動した人間がいるわけで人間関係を考えても、そもそも乗り込んで何かやりたかったわけではないので、気持ちのいいものでもなく、こういうやり方をする会社があれば非常に安易で信用に足らないと考えて良いでしょう。

火消しに使われるケース

退職者が後を絶たない部署があり、残業も問題になるくらいの時間を何人もやっており、どうにも機能しないのは傍から見ていてもわかる部署でした。この当時にはもう管理職になっていたので、その部署に立て直しで異動するように言われました。

一見、マネージメントを請われての異動と思いますが、もう崩壊寸前だったので前任の管理職に責任を取らせたくなかっただけでした。何故なら、前任者は昇格して異動したからです。意味が分からないですね。

振り返った時にこういう異動は、大変なだけで何も身になっていないなと思いました。引き受け損です。このタイミングで辞めるのが正解だったと今でも思ってます。

部署も上司も選べないが、仕事は選べる

不本意だと思っても振り返った時に、プラスだった異動もあります。でもそうではない異動も当然あり、それが人生を左右してしまう場合もあります。

異動となってすぐに衝動的に会社を辞める必要はありませんが、異動先の部署で何が身につけられるか、その先にどういう待遇があるか、じっくり見定めてください。

その結果、残念ながら良い方向にならない場合は、早く切り替えることをお勧めします。その会社に残ってもいいように使われるだけで、気付いたら年だけ取っていたなんてことにならないようにしてください。

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