猫の抗議行動は何故起きる?抗議の種類から要求を理解する

猫は話せないので、人間に対して色々な方法で自分の主張をアピールしてきます。満足している時はおとなしいので、アピールしてくるということは何かしらの不満や抗議の現れなのかもしれません。

やたらと鳴くときや、走りまくるときなど、どうしたんだろうと思うのですが、中々アピールの意図を察知してあげることが出来なくて猫をイラつかせたりしてしまいます。

長く一緒にいるとおおよそ何の文句を言われているか分かるようになってきます。本当は文句を言われる前に満足させてあげられればいいのですが、必ずしもそうはいかないので、結果的に抗議されて怒られてから理解するということが少なくないです。

我が家の猫の抗議のパターンと求めていることをあげてみます。抗議のパターンはいくつもありますが、要求していることは結構シンプルなことが多いので、理解できたらすぐに要求を満たしてあげるとストレスが少なくて済みます。

吐く

色々な状況で猫は吐きます。毛玉が溜まってくるとだんだん食欲も落ちてきてそろそろ吐くかなと思うころ、予想通り吐きますが、この時は吐いた後何事もなかったようにスッキリとした顔をしているので、何も心配はしていません。

我が家の猫は毛玉とは関係なく吐くことが必ずあります。それは、家を一日(と言っても泊りではなく)朝から晩まで空けた時に帰ってくると、かなりの確率で吐きます。帰ってくるのを待っていたかのように吐くのです。

具合が悪いのかと思って心配するのですが、その後吐いたせいかゴハンを普通に食べるので具合が悪いのではなく、一人ぼっちにしたことに対する抗議行動だと思われます。

ただ、これから年齢を重ねていくときに必ずしも抗議行動で吐いているとは限らないということは頭の片隅に入れておかなくてはいけません。何かの病気のサインかもしれないという判断も必要だと言い聞かせています。

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無言で見張り

日中も夜も猫が寝る前には、ネズミのおもちゃを投げるかLEDライトで遊ぶと程よく疲れてその後ゴハンを食べて寝るパターンが多いです。

遊びが足りないと、眠くならないのか単純にもっと遊びたいのかはわかりませんが、執拗に付きまといます。

元々膝に乗ったりしない猫ですが、足元にスリスリして来たり、すぐそばで香箱してひたすらこちらをロックオンします。

それでも遊べない時は諦めて渋々去っていきますが、大体こちらが根負けして遊び道具を手に取ろうとした瞬間、目が真っ黒に爛々と輝きます。

子猫時代と違うのは、遊び始めるとすぐ飽きるので、じゃあ遊びを終わりにするかと遊び道具をしまおうとすると怒られます。こちらは動いていないといけないのですが、猫はその様子を見ているだけで満足なようです。

猫ってやっぱりわがままですよね。

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鳴きながらついて回る

一匹で飼っているので、猫同士の会話はなく、人間に向けてよくおしゃべりするのですが、これがなかなか何の主張なのか分からないことが多く悩ましいです。

ひとつはゴハンが少なくて新しいゴハンが欲しい時やおやつが欲しい時に鳴く場合があります。これが正解の場合は、すぐにがっついて食べるのでわかりやすいです。

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それ以外には、トイレをしたい時なのですが、オシッコをした後の砂を崩して落としておかないともう一度中々トイレに入らないので、トイレを掃除して綺麗にして欲しい時に鳴いてアピールすることがあります。

トイレの砂がオシッコにかかると粉状になるもので、スノコを通して下に落ちるタイプなのですが、うまく落ちない時にそのまま残っていて、それを嫌がるようです。

遊んで欲しい時に鳴く場合もあります。遊んで欲しい時の要求のバリエーションが多いので、分からなければとりあえず遊んでみると消去法で要求が確認できます。

もうひとつ夜に多いパターンですが、鳴きながらついてきてと言わんばかりに誘導されることがあります。何度も振り向きこちらがついてきていることを確認しながら、最終的に自分の寝床である猫用ベッドまで誘導します。

この時は明らかに誘導しているのが分かるので、ついていくようにしています。ベッドに入った瞬間フミフミするので、フミフミにあわせてしばらく撫でています。満足したら毛づくろいして寝てしまいます。

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こちらを見ながら鳴いたらとりあえずは注目して何を訴えているのか確認しようと心がけています。

カーテンで爪とぎ

爪とぎはキャットタワーでしかしないのですが、子猫の頃とにかくカーテンに上るのが好きでそれをやめさせる攻防が日々繰り広げられていました。

我が家のカーテンは穴だらけのままですが、遊んでほしい時に相手をしないと、カーテンに爪をかけることを嫌がるのをわかっていて、わざとバリバリ音を立てて爪を研ぎます。振り向いた瞬間やめるので、明らかな確信犯です。

遊んであげている時はカーテンに爪をかけることはまずないので、この抗議行動は遊んで欲しい時と明らかにわかります。

無視される

家族皆で出かけてしまった時は、落ち込んでしまい帰宅と同時に吐くと書きましたが、誰か一人が出かけた場合は、家の中に他の家族もいるせいか気が大きくなるのか、帰ってくると出迎えもなく、顔も合わせません。

しばらくそっぽを向かれますが、無視されることに耐えられません。そういう時はひたすらご機嫌を取っていると許されるので、これは解決が簡単です。

抗議行動を理解する

我が家の猫の抗議のパターンと要求について書いてきましたが、抗議されるときはどうしても猫に注目していない時、目を離している時になります。

そういった時にお世話をしてもらいたい気持ちが色々な抗議行動となって現れるのだろうと思います。

遊んでほしい、皆出かけて一人ぼっちで寂しい、ゴハンが欲しい、トイレを綺麗にして、具合が悪い、などなど、言葉は通じなくても様々なアピールを通して少しでもコミュニケーションがとれるとお互いの気持ちがより通じるのではないでしょうか。

まだまだ猫のアピールを完全には理解していませんが、色々なサインを見逃さずコミュニケーションをとっていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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